sepia
足元から砂が崩れていったよ
気がつけば何も見えなくなって
息もできず時間が過ぎた
抱きとめてくれた腕は
私をどこまで連れて行く
もう 同じ夢も見れない
冷たくなる風に追い立てられて
あんなに待った12月を
あなたの知らない人の胸で
受け止めるのでしょう
触れずに過ぎて行って下さい
記憶の端にもかからずに
黙って過ぎて下さい
いつか 分かるまで