sad

 

眠るのが怖かった

眠りに落ちる前の静けさが怖かった

手を伸ばせば届きそうな

夢だから 怖かった

ただ 泣いても

消えないものばかりで

何を悔やめばいいのか

さがしていた

そんな自分もあの夜も

記憶の中にしまいこんで

笑いながら 歩きながら

よくあることと ふりむきもせず




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