久しぶりに出てきました。前身作品について語ろうシリーズ第5弾。
今回はうちでも数少ないファンタジー作品「Minus」のお二人にお越しいただきました。
蓮:ふーん。
M:何さ。
蓮:いや、普通の出だしだなぁと思って。
瞳子:それが何?
蓮:だってさ、前回のこのシリーズから、かなり経ってるぜ?
M:だから何?
蓮:……もうちょっとこう、盛り上げようという意気込みが欲しいじゃん。
M:ああ、仕方ないよ。この企画自体すっかり忘れてたから。
蓮:……だろうとは思ってたけどよ。
M:キミらの話を書いてからは出稼ぎばかりで、SSとかウラ話しか出してなかったんだよなー。
蓮:だから俺らのこの企画はすっかり忘れていた、と。
M:そう。ここの「ウラ話」のページのことも。
瞳子:歳だからね。
M:そうね。
蓮:……少しは言い訳しろよ。
M:するとすれば、この「Minus」の前の「truth」はこの企画に参加しません。前身作がないから。
ついでにこのあとに出てくる出稼ぎ焼き直し作品にも前身がないので、この企画はここまでかな。
瞳子:そうなの?
M:うん。「truth」はもう、DAIさんの詩からできた話。だからサブストーリーもおまけもないしね。
蓮:あ、そう。じゃ、うちはどこからできた話なわけ?
M:おや。結構気が利くね。話を進めてくれて。
蓮:ボランティア精神に溢れてるから。俺。
M:どこかで言った気もするけど、これはもともとキミらが主役じゃないんだよな。
瞳子:なんか、聞いたような気もするわ。
蓮:ま、別にどうでもいいけど?
M:それじゃ語れないだろうが!
瞳子:はいはい、聞きます聞きます(笑)。
M:キミは大人だねぇ。
瞳子:うちの話は女性のほうが大人な場合が多いかもね。
蓮:……大人、ねぇ(苦笑)。
瞳子:………(無言で蓮の足を踏んだらしい)。
蓮:ハイ、進めて下さい、大人の女性の方々。
M:進めるよ。えーと、アレよ、最初のメイン二人は、「Dummy」の彰と沙姫だったのさ。
瞳子:そうらしいですね。
M:そのおかげでか何か、沙姫も瞳子も『背が高い女性』になったんだよな。
蓮:俺は?
M:前身作の時はチビだった。瞳子より5cmくらい身長が低い。童顔で、頼りない感じ。
蓮:まあ、童顔、てのはあるかもな……。
瞳子:そうかしら?
蓮:この間会社の飲み会があってよ、同じチームのやつらだから私服で居酒屋入ったら、店員に歳訊かれた。
M:はっはっは。ありそうだな。で、どうしたん。
蓮:免許証見せたよ。
M:あ、免許持ってたんだ。
蓮:アンタと違ってな。
瞳子:一緒に歩いてるとたまに「弟さん?」とか言われるね(笑)。
蓮:いいの。精神年齢は俺のほうが上だから。
M:まあ、しかし、彼女が年上ってのはうちでは珍しい話だね。
蓮:前の二人もそうだったのか?
M:うーん、そうかな……。だから、沙姫はぼーっとしてるように見えて、結構大人。
瞳子:沙姫ちゃんは、うちではわりと個性的な子よね。
M:そうだね。こっちの話だったら、もっと当たり障りのない性格にしてたな。
瞳子:……確かに、蓮がこういうキャラだったら、バランス取りにくいかも。
M:そう。蓮(前身の彰)は『男の子』なイメージなんだよね。「Dummy」の彰はかなり大人だけど。
蓮:うちではあの人が一番大人じゃね?
M:だね。沙姫も意外と古風で、しっかり彰を立てる子だと思うよ。一番落ち着いてる二人だね。
蓮:うちでメインになると、落ち着かねぇからな(笑)。
瞳子:ファンタジーといえば「Atsumi」でしたけど、うちもそれなりにファンタジーですね。
M:そうですね。一応、鏡を使ったシーンが書きたかったし、蓮が瞳子姿になるところも書きたかったから。
蓮:瞳子が俺になったのは一瞬だったな。
瞳子:……忘れて。それ。
M:いや、前身作では、どっちが変身するか選ばなきゃならなかったんだよ。タイムリミットがあって。
瞳子はとにかく『OL』だから、フリーターの蓮が女になることにした、と。
蓮:そのほうが書きやすいからだろ。
M:そりゃそうさ。男っぽい女の子は書けても、女っぽい男はあんまり書きたくない(笑)。
蓮:まあな。トランクス穿いた女の子はまだいいけど、パンティ穿いた男は見たくない。
M:うん。蓮が化粧しなくてもいいけど、瞳子がヒゲを剃るところはちょっとね。
瞳子:……そっちから離れてくれないかなぁ。
M:無理無理(笑)だって前身作では、蓮に生理があったりしたもん。
蓮:マジ!?
M:代わりに瞳子には来なくなった。慣れない生理痛に苦しむ蓮を瞳子が介抱したりして。
蓮:……ありえねー。
M:そういえばしばらく女になってもらったわけだけど、そっちはどうだったのさ?
蓮:………。
瞳子:………。
M:あら、ノーコメント?
瞳子:ノーコメント、です。
M:まあいいや(笑)。無難に、瞳子にだけあった、てことで。
蓮:うちの話はさ、あれだよな。映画の「転校生」を思い出させるよな。
M:キミ、ほんとはいくつだね。
蓮:だから、精神年齢高いから。
M:原作は「おれがあいつであいつがおれで」だっけ? 角川映画の全盛期が懐かしいねぇ。
瞳子:でもあれは、両方が完全に入れ替わってるわね。
M:そうね。それは面倒くさかったから、蓮だけ変身させた。
蓮:手を抜いた、と。
M:だって、ファンタジー苦手なんだもん。
蓮:じゃあ普通の話だけ書けよ(笑)。
M:もうねー、設定とかわけわかんねーの。なんで蓮が変身したのか、あっちのじーさん達は何がしたかったのか。
瞳子:オイシイとこだけ持ってった感じね。
M:そうそう。細かいところには目をつぶって。
蓮:それで、前身はどんな設定だったのさ。
M:何も? 単に導入部を書いたくらいかな。行き当たりばったり。
瞳子:昔はそんなのばかり書いてたわよね。
M:うん。だから「Atsumi」で話が終わった時は感動した。
蓮:珍しいモノカキだな。
M:話を始めるのはできても、終わらせるのが難しいね。あと、タイトルも。
瞳子:だから前身作はほとんどタイトル無しなんだ。
M:無いね。めったに。サイトに上げるとなったら、全部無題ってわけにもいかないからさ。
蓮:この、RH−、てのは前身作にもあったのか?
M:無い。そんな設定すら無い。蓮がこっちの世界でうまくやっていけない、なんてのも無理やり捻り出した。
瞳子:意外と難産だったみたいね、うちは。
M:そうだよー。ヘタにグルグル考えたおかげで、うちにしては長めの話になった。
蓮:長い物を書く、てのも挑戦したんだな。
M:そう。『目指せ長編ファンタジー』だったんだけどね。
瞳子:一応そうなんじゃないの? うちとしては。
蓮:うちとしては、な。
M:……愛国心の無いやつらだな……。
M:ま、じゃあ、その後のことでも少し聞いて終わるかね。
瞳子:その後?
M:話が終わった後。一応おまけで、蓮が東京に戻ってくるっぽい伏線だけど。
蓮:良の話に、俺出てくるじゃん。
M:少しね。リクエストしてくれた奈美さんへのサービスで(笑)。
蓮:奈美さーん、今度デートしようねー。
M:彼女忙しいから。そんなヒマあったら私が遊ぶ。まあ、その話でちらっと出てくるな。
蓮:そうだな。えー……一応東京で就職して、親父はまた転勤になったから、俺は1人暮らしよ。
M:瞳子は?
瞳子:変わらないわね(笑)。実家とは適度に距離を置いて、1人暮らしでOLしてます。
M:一緒に住まんの?
蓮:まだね。俺がもうちょい仕事に慣れて、落ち着いてからかな。
M:ふーん。結婚のご予定は?
瞳子:……もう少し先……で、いいかな。
蓮:うん。でもとりあえず一緒に暮らしたいな。今じゃ『通い婚』状態だからさ。
M:……やっぱりキミ、精神年齢が高いとかいうより、生まれる時代間違ってるだろ。
蓮:ホラ、もう、時空を超えて来たから(笑)。
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